SKブログ

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映画ツナグのレビュー

この映画は辻村深月のツナグという作品がもととなっています。
私はこの小説を読んだことがあり、すでに映画化が決まっていて、どういう世界ができあがるのか期待していました。
「ツナグ」というのは、死者と生きている人を合わせてくれる人のことです。
使者と書いて「ツナグ」。
その存在は誰しもが知っているわけではなく、限られた人しか知りません。
死者と会えるのは生きている人にとって一回のみ。
これは死者も同じことです。
死者は、生きている人が会いたいと思ってもらえなければ会えません。
会いたいと思っていてもツナグの存在を生きている人が知らなければ会えません。
その限られた機会が大きい役割があるのだろうと思います。
このツナグの仕事を請け負っているのが松阪桃李扮するアユミという少年。
そもそもは彼の祖母が請け負っている仕事なのですが、体調の思わしくない彼女の手伝いをしています。
ツナグとしてアユミがはじめて仕事は、とある工務店の社長さんからの依頼でした。
自分の母親と会いたいということ。
実際に死んでしまった人と出会うシーンは感動的です。
会えるのは夜の間だけということが、より感動的にさせているのかもしれません。
朝になってしまうと、いつの間にかその姿が消えているのです。
本当に言いたかったこと、聞きたかったことを話したりできる最後の時を出会った人たちは過ごします。
最後にその感想を聞くのですが、「ありがとう」「会ってよかった」という反応。
依頼者は他にも、高校の同級生だったり、サラリーマンだったり。
理由はいろいろなのですが、会ったことで人生が変わることとなる人もいました。
どの依頼も無事に終わるのですが、そのたびに考えてしまいます。
自分だったら、誰と会えるようにしてもらおうか。
観終わったあとも考えてしまいます。
たった一回のチャンスを使いたい相手。
今現在使ってもいいし、将来の最後に使ってもいい。
アユミはツナグの仕事を引き継ぐ前に誰に会いたいかと、祖母に聞かれます。
実は彼の両親は彼が小さいころに亡くなっており、その死は原因が不明でした。
なぜ幼い自分を置いて、いってしまったのか。
「考えておく」と言った彼の答えが、映画の最後にわかります。

 

映画のレビュー

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